インターネット上の掲示板やSNSでは、「山梨大学は立地が地味」「遊ぶ場所が少ない」といった声が散見されます。しかし、山梨大学在学生口コミを深く分析すると、そうした地味さこそが学生たちのキャリア形成において有利に働いている実態が見えてきます。
大手IT企業に内定した工学部4年生の手記には、次のような率直な言葉が残されています。
「甲府には繁華街の誘惑が少ないぶん、放課後に研究室へ残ったり、図書館でプログラミングに没頭したりする仲間が自然と集まります。教授との距離も驚くほど近く、研究の壁にぶつかったらその日のうちに指導を受けられる。この密度の濃い時間は、大都市の大規模大学では得られなかったはずです」
実際、工学部の燃料電池ナノ材料研究センターなどを中心に、大手自動車メーカーや電機・半導体メーカーとの共同研究が盛んに行われています。「甲府から中央線特急(あずさ・かいじ)に乗れば、新宿まで約1時間30分で直結する」という絶妙な地理的条件も手伝い、東京でのインターンシップや最終面接に日帰りで参加できる機動力を持ち合わせています。「地方の落ち着いた研究環境」と「首都圏への就活アクセス」を両立できる点こそが、山梨大学の隠れたアドバンテージです。