近年、園芸愛好家やプロの生産者の間で定番となっているのがスリット鉢です。鉢の側面下部に切れ込みが入った構造になっており、根が鉢の内壁に沿ってグルグルと回ってしまう「サークリング現象」を防ぐ効果があります。
通常の丸鉢とスリット鉢サイズ比較を行うと、スリット鉢(CSMシリーズなど)は側面の直線的なフォルムにより、同等の号数でも底面近くまで土がしっかり入る設計になっています。余分な水がスリットから素早く排出され、空気が常に取り込まれるため、過湿に弱い塊根植物や高価なアロイド類の育成において絶大な支持を集めています。
一方、ベランダ菜園や草花の群植で使われるプランターサイズ号数は、丸鉢とは表記体系が異なります。横長プランターでは「650型(幅約65cm)」などのミリメートル表記が一般的で、容量は一般的に12〜16リットル前後(8〜9号鉢の丸鉢2〜3個分に相当)となります。複数の株を並べて植える際は、株間を15〜20cm確保できる横幅があるかを計算して選定する必要があります。