声優業と並行して、花澤香菜はソロアーティストとしても独自の音楽世界を築き上げてきました。2012年にシングル『星空☆ディスティネーション』で歌手デビューして以来、その音楽的クオリティは渋谷系ポップスやシティポップを愛好する音楽ファンからも熱烈な支持を集めています。
サウンドプロデューサーの北川勝利(ROUND TABLE)をはじめ、沖井礼二、神前暁、やくしまるえつこなど、気鋭のミュージシャンが楽曲を提供。「花澤香菜の声を最も魅力的に響かせるアコースティック&エレクトロポップ」を追求した楽曲群は、アニソンの枠組みを完全に凌駕しています。2015年には声優単独として初となる日本武道館単独公演を成功させました。
さらに特筆すべきは、中国を中心としたアジア圏における凄まじい社会現象です。前述した「恋愛サーキュレーション」の動画が中国の動画共有サイトで爆発的な再生数を記録したことを皮切りに、北京や上海のアリーナクラスの会場で開催された単独ライブでは、数万人の現地ファンが日本語で大合唱する光景が繰り広げられました。現地の年越しカウントダウン特番にも日本の声優として異例の招待を受け、日中文化交流の重要な架け橋としても高く評価されています。