手が小さく握力の発達段階にある小学生が大きなドッジボールを扱う際、最もつまずきやすいのがドッジボールのボールの握り方です。手の平全体をボールに密着させてしまうと摩擦で手離れが悪くなり、ボールがすっぽ抜ける原因になります。
基本は「親指と小指でボールを挟み込み、人差し指・中指・薬指の指先でボールの表面を押し出す」感覚です。ボールと手の平の間にわずかな空間(指1本分の隙間)を空けることで、リリースの瞬間にスナップスローにおける手首の使い方が活き、強烈なバックスピンがかかります。
投球の軸を作るステップは以下の3段階です。
- ステップ1:軸足へのタメ —— 投球腕側の足に体重の約70〜80%を乗せ、軽く膝を曲げて地面を掴む。
- ステップ2:鋭い体重移動 —— 踏み出し足を相手コートの狙うポイントへ直線的に踏み込み、腰を素早く水平回転させる。
- ステップ3:オーバースローのコツと腕の引き上げ —— 肘を肩のラインより高く保ち、手の甲が外側を向いた状態でトップを作る。肘から先をムチのように振り下ろす。
遠くまで届かない場合は、ドッジボールの遠投のコツである「斜め上45度への押し出し」と「前足への完全な体重移動」を意識すると、小学生でも低学年から高学年レベルの飛距離が出せるようになります。