国際霊柩送還士の採用市場は、極めて「狭き門」として知られています。国内でこの事業を専門規模で展開している企業は限られており、求人募集は欠員補充を中心とした少数採用が基本です。専門学校や大学の指定校推薦、あるいは葬祭業界や航空貨物業界からのキャリア採用が主流となっています。
一方、実際に海外で不幸があった場合の国際霊柩送還費用は、一般に100万〜300万円以上、遠隔地や特殊な搬送条件では500万円を超えるケースも珍しくありません。内訳は以下の通りです。
- 現地での遺体処置・エンバーミング費用
- 国際線航空運賃(遺体専用コンテナ・貨物運賃)
- 各国公的機関での各種証明書発行・翻訳費用
- 空港から自宅・安置所までの専用寝台車搬送費
海外旅行保険やクレジットカード付帯保険の「救援者費用」特約に加入していれば送還費用がカバーされることが多いため、海外渡航時の保険加入は極めて重要です。