変色飴を口にした際、「舌が真っ青(または真っ赤)になって落ちない」「体に悪影響はないのか」と不安を抱く保護者や消費者が一定数存在します。しかし、食品科学の観点から見れば、その心配は杞憂です。
日本国内で流通しているすべての菓子は、厚生労働省が定める食品衛生法に基づく厳しい規格基準をクリアしています。舌に色が残るのは、唾液に含まれるムチンなどの粘液タンパク質に、食用タール色素(青色1号や赤色102号など)や水溶性の天然色素(クチナシ、スピルリナなど)が一時的に付着するためです。
これらの色素は水溶性であるため、時間が経って唾液が分泌されたり、水分を摂取したり、歯磨きをしたりすることで自然に洗い流されます。消化管から体内に過剰吸収されることもなく、速やかに体外へ排出されるため、健康被害の科学的根拠はありません。