超人たちの超絶的な破壊力が渦巻くリング。そこへ「生身の人間」として足を踏み入れた男がいた。ジェロニモである。彼は最初から超人としての天賦の才能や強靭な身体を持っていたわけではない。黄金のマスク編でサンシャインと死闘を繰り広げた際、彼は胸に受けた致命的なダメージを隠しながら、人間の限界を超えた執念だけで勝利を掴み取った。あの試合で彼が見せた魂の叫びは、超人社会に対する人間の尊厳をかけた抗いそのものだった。
その後、彼は「超人の神」が課す過酷な試練を乗り越え、スーパーマンロードを通ってついに正真正銘の超人へと脱皮する。しかし、この覚醒のプロセスには単なる肉体の強化にとどまらない、深い精神的格闘が秘められていた。人間時代の弱さや恐怖を抱えながらも、仲間を守るために超人になることを選んだその決断。それこそが、彼を単なる能力者を超えた熱い存在へと押し上げた原動力である。