ファンの間で「悪魔に魂を売ったような目つき」「ステージ上で魂が入れ替わる」と称されるサンのステージング。その圧倒的なダイナミズムは、偶然の産物ではありません。
父がテコンドー道場を運営していた影響で、サンは幼少期から道場に通い詰め、テコンドー3段を取得しました。格闘技で培われた強靭なインナーマッスルと股関節の柔軟性、そして空間把握能力が、彼のダンスに独特の「緩急」と「跳躍力」をもたらしています。
練習生時代、ダンス未経験だったサンは「グループの足を引っ張るわけにはいかない」と、深夜まで鏡に向かい続けたという逸話があります。徹底的なウェイトトレーニングによって鍛え抜かれた広背筋と腹筋、肩周りの筋肉は、過激な振り付けでも上半身がブレない安定した軸を作り出しています。
特におすすめのチッケム(ファンカム)として必ず挙げられるのが、『HALA HALA』や『Guerrilla』、そして『BOUNCY』のステージ映像です。関節が外れるのではないかと錯覚させるほどのヘッドロールや、曲の世界観に没入しきった狂気的な表情変化は、専門のダンサーや振付師からも「技術を超えた芸術の域」と絶賛されています。