インターネット上で定期的に更新される「信者リスト」を精査すると、お笑い芸人、元国民的アイドル、アクション俳優、さらには大御所演歌歌手に至るまで、驚くほど多岐にわたる著名人の名前が並んでいる。だが、結論から言えば、その大半は決定的な証拠を欠いたデマや、悪意あるミスリードによるものだ。
火のない所に煙が立つ構造には、明確なパターンが存在する。顕正会の信者がターゲットを勧誘する際、「実は〇〇(有名人)も入信して功徳を得ている」「あの俳優もこの信仰でブレイクした」と口頭で吹き込むケースが後を絶たない。信憑性を高めるための常套手段として有名人の名が勝手に利用され、勧誘を受けた側が「あの人が信者だった」とSNSに書き込む。これが拡散と改変を繰り返し、いつの間にか「確定リスト」として定着してしまうのだ。
他方で、創価学会など公然と信仰を公表する芸術部員を抱える団体とは異なり、顕正会において現役で活躍する著名人が自ら入信を公言した事例は極めて稀である。表立った広告塔が存在しないからこそ、アングラな噂が肥大化し、疑惑のリストだけが一人歩きを続ける皮肉な循環が生まれている。