日本の都道府県の広さを比較したとき、まず驚かされるのはその「極端なサイズ差」だ。首位の北海道は、最小である香川県(約1,876平方キロメートル)の約44倍という圧倒的なスケールを誇る。2位の岩手県は本州最大であり、四国4県をあわせた面積に迫るほど広い。3位の福島県、4位の長野県、5位の新潟県(約1万2,584平方キロメートル)と続き、これら上位5道県だけで日本の全土の約3分の1近くを占めているのが現実だ。
この極端な面積の差は、歴史的な藩の統合経緯や地勢的な要因によって生じたものだが、現代の行政運営においては明確な「明暗」を生み出している。広大すぎる自治体では、隣町の市役所に行くまでに車で数時間を要することも珍しくない。効率的な行政サービスの提供という点では大きなハンデを負う一方で、この「余白の大きさ」こそが、今や日本全体の競争力を左右する新たな資質となりつつある。