長年親しまれてきた世田谷ベースのガレージ内で、愛車の新たな変貌が明かされた。2026年現在の最新仕様として所ジョージが提示したのは、過飾を削ぎ落とした質実剛健なルックスと、乗る楽しさを最優先にした実用性の融合だ。ピカピカに磨き上げられたクロームメッキではなく、あえて年月を経たような渋みを演出するエイジング処理が全身に施されている。
一見するとクラシカルなヴィンテージバイクだが、足回りやブレーキシステムには最新の信頼できるパーツが巧みに組み込まれている。走らせれば一発で始動し、街乗りからツーリングまでストレスなくこなす。この「一見ボロいが中身は極上」というギャップこそ、長年の試行錯誤から導き出された究極のこだわりだ。
ガレージでの取材中、所本人はパーツの配置一つひとつについて笑みを浮かべながら語っていた。「格好良いからつけるんじゃない。自分が乗っていて気持ちいいからこの形になるんだよ」。流行に流されず、自分の身体感覚だけを基準にする姿勢が、最新仕様の随所に刻まれている。