そもそも、なぜこれほどまでに「赤い服の女」が恐れられるのか。その原点は、やはりテレビ番組『ほんとにあった怖い話』で放送されたあのエピソードにある。
白い壁のマンション、静まり返ったエレベーター、そしてそこに入り込もうとする、異様に背の高い赤い服の女。演出の妙もさることながら、視聴者の脳裏に焼き付いたのは「日常が侵食される恐怖」だった。
当時、番組をリアルタイムで視聴していた世代は、今や親世代となり、その恐怖を子供たちに語り継いでいる。世代を超えて共有されるトラウマが、現在のSNSでのバズを生み出す強力な下地となっていることは間違いない。