ナタク孫の持つ能力は、他の柱たちと比較しても群を抜いて異質であり、極めて危険な性質を帯びている。覚醒とともに彼が放つ炎は、単なる熱エネルギーの放出にとどまらない。体内で核融合を起こし、莫大な放射線と熱線を撒き散らす圧倒的な破壊兵器へと変貌する。
さらに異彩を放つのが、彼の背後に浮かび上がる「鉄の蛇」の形象と、トラウマとして深く刻まれた烈火星宮の幻影だ。ナタクの暴走が招く熱量は、半径数キロメートルを瞬時に灰燼に帰すほどの猛威を振るう。彼の強さの本質とは、鍛え上げられた武力ではなく、内に溜め込んだ「弱さ」と「恐怖」が臨界点を超えた結果生み出される、破壊的な悲鳴そのものなのだ。