彼らが産声を上げた1938年(昭和13年)は、日本が戦争への坂道を急激に下り始めていた時代です。国家総動員法が制定され、国民生活全体が戦時体制へと組み込まれていきました。物資の統制が始まり、自由な表現や娯楽が制限されるなかで、彼らは幼少期を過ごすことになります。
物心ついた頃に終戦(1945年)を迎え、焼け野原からの復興を文字通り肌で感じてきた世代です。青年期には高度経済成長の波に乗り、新幹線の開通や東京オリンピック(1964年)を経験。日本の経済的繁栄を最前線で牽引したバイタリティこそが、この世代の底力の源泉と言えるでしょう。