2026年、劇場のプログラムはこれまで以上に多様性と挑戦に満ちている。新進気鋭の劇団による実験的戯曲から、海外の国際演劇祭で評価を得た演出家による最新作まで、現代演劇の最前線を走る作品群がずらりと並ぶ。
特筆すべきは、身体表現の可能性を押し広げるコンテンポラリーダンス作品の充実ぶりだ。春先には、毎年恒例となりつつある独自のダンスフェスティバル「吉祥寺ダンス」が開催され、国内トップレベルのダンサーたちが濃密な空間で火花を散らす。観客と舞台の距離が極めて近いため、ダンサーの足音や跳躍後の着地音、さらには荒い呼吸までもがダイレクトに 客席へと響き渡る。言葉を介さない身体表現が持つ圧巻のエネルギーに、客席全体が呑み込まれる瞬間はまさに圧巻だ。