人間が平常時に行う瞬きの回数は、1分間におよそ15回から20回程度とされています。読書やスマートフォン操作など何かに深く集中している際は3〜5回程度まで減少する一方、対人コミュニケーションの現場では急激に増加する傾向が見られます。
瞬きが増加する背景には、脳内の神経伝達物質「ドーパミン」の活動が深く関わっています。脳が警戒モードに入ったり、予測不能な刺激に対して過度に情報処理を行ったりすると、交感神経が優位になりドーパミン受容体が刺激されます。その結果、無意識のうちに眼輪筋が収縮し、パチパチとした速い瞬きが誘発される仕組みです。
つまり、瞬きが多いという現象は、単なる「目の乾き」だけでなく、「相手の脳がフル回転で何かを感じ、考え、処理しようとしているサイン」と解釈するのが学術的に極めて妥当です。