建設資材フォーラムや現場従事者の証言を検証すると、鋼製型枠に対する評価は「施工条件」によって明確に分かれています。
【現場から寄せられる高評価・メリット】
「擁壁工事や連続基礎で同じ断面を使い回す現場では、枠組みと脱型が木製より圧倒的に早い」「脱型後のコンクリート面が鏡面のように美しく、補修モルタルの手間が大幅に省ける」「廃材コンパネの処分費がかさむ今の時代、リース品を返却するだけで済むのは原価管理上極めて助かる」という実利面を歓迎する声が多数を占めます。
【現場のリアルな課題・デメリット】
一方、職人の身体的負荷や現場ハンドリングに関する指摘もあります。「1枚あたり10kg以上のパネルを1日に何十枚も担ぎ上げるため、腰への負担が大きい」「狭小地やレッカーが入れない高所足場での運搬効率が落ちる」といった重量に伴う作業性の制約は否めません。また、叩いて無理に合わせることができないため、基礎墨出しの精度がそのまま作業効率に直結します。