テレビCMの放映形態が変化した現在においても、このフレーズの生命力は衰えるどころか、SNSや動画投稿プラットフォームを通じて若年層の間で新たな広がりを見せている。YouTubeの実験系動画やTikTokでは「本当に〇〇は100人乗っても大丈夫なのか」といったパロディ企画が定期的に爆発的な閲覧数を記録し、オンラインゲームやコミックのコラージュ画像としても親しまれ続けている。
興味深いのは、こうしたインターネットミームとしての拡散がブランドの品位を損なうどころか、若い世代に対する認知度を強固に押し上げている点だ。「子供の頃からネットで見て知っていた」という20代〜30代の層が、戸建て住宅の購入やリノベーションを行う際に迷わず同社製品を選択する現象が報告されている。半世紀近く前に生まれたアイデアが、デジタルカルチャーの波に乗って新たな顧客層を引き寄せているのだ。