SNSや知恵袋、コミュニティ掲示板で検索すると「B型事業所 闇」「行かないほうがいい」といった厳しい言葉が目に入ることがあります。当事者や元利用者の手記・体験談を取材・検証すると、こうした不満が生まれる理由は主に3つの構造的要因に集約されます。
第1に、「時給換算数百円の単純作業に対する精神的疲労」です。チラシ折りや箱の組み立て、部品の袋詰めといった単調な軽作業が延々と続く場合、「社会の役に立っている実感が湧きにくい」「搾取されているように感じる」というギャップを覚える利用者が存在します。
第2に、「人間関係と事業所内の雰囲気のミスマッチ」です。重度の精神・発達・知的・身体障害を抱える方々が同じ空間で過ごすため、他者の言動が強いストレスになったり、スタッフの対応が過干渉・あるいは放置気味だったりすることで精神的に追い詰められるケースが報告されています。
第3に、「一般就労への移行支援が機能していない事業所の存在」です。本来はステップアップを目指せるはずが、事業所側の収益構造(利用者が通所することで得られる国からの報酬)に依存し、利用者を長期間囲い込んでしまう悪質なケースが一部で問題視されてきました。しかし、2024年度以降の報酬改定によって「利用者の希望に応じた就労支援実績」が厳しく評価されるようになり、悪質な事業所の淘汰が進んでいます。