数字の8の書き順で最も議論になるのが、「書き始めの位置」と「最初のカーブを曲がる方向」です。結論から言うと、日本の学校教育で推奨される標準的な8の書き順 正しい書き方は、「上の円の上部中央(やや右上)からスタートし、まず左回り(反時計回り)にカーブを描いて降りる」というルートです。
全体の軌道を分解すると、以下の3ステップで構成されています。
まず、上段の円を描くように左斜め下へ向かい、中央で交差して右下へと抜けます。この段階でアルファベットの「S」の字が出来上がります。続いて、下段の底を右回りにすくい上げるように通り、再び中央の交差点を通って、最初の書き始めの位置へと線を結びます。つまり、「Sの字を一筆で書き、そのまま下から交差して上に戻る」のが、最も無駄のない数字の8 一筆書きの流れです。
現場の指導で「8の書き順 どっちから書くべきか」と迷う保護者が多い背景には、右回り(時計回り)から入っても外見上は同じ「8」の形が完成してしまう点があります。しかし、右回りからスタートすると、右利きの児童にとっては手首の可動域に逆らう形となり、線の交差部が歪みやすくなります。左利きの児童においても、反時計回りで入る運筆リズムを習得しておくことが、後の算数計算での素早いメモ書きを支える土台となります。