時計の針が進むごとに、現場の緊迫感が増している。気象庁の台風観測データによると、台風16号は時速20キロ前後の速さで北北西へ進行中だ。中心気圧は945ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートルに達しており、住家を倒壊させるほどの破壊力を秘めている。
最も警戒すべき時間帯は、明日夜半から明後日未明にかけて。まず伊豆諸島が暴風圏に巻き込まれ、続いて東海から関東エリアの沿岸部が風速25メートル以上の暴風域に入る見込みだ。風のピーク時には、屋外での歩行どころか立っていることすら困難になる。都市部特有のビル風と合わさることで、看板の飛散や街頭設備の損壊が相次ぐおそれがある。