涙を誘う最大の要素といえば、やはり会場全体を包み込む音楽だろう。長年にわたり愛され続ける定番の卒業ソングは、時代を超えて人々の心に寄り添い続けている。森山直太朗の代表曲である「さくら」の伸びやかなメロディや繊細な歌詞は、春の別れと再会を象徴するアンセムとして、今なお多くの若者や保護者の胸を打つ。
一方で、全国の中学校や高校の合唱で絶大な支持を集め続けているのが「旅立ちの日に」だ。美しく重なるハーモニーと「勇気を翼に込めて」という前向きなメッセージは、共に過ごした仲間との絆を再確認させ、未来へ飛び立つ決意を固めさせる。新旧の楽曲が混ざり合うプログラムによって、式典のクライマックスは深い余韻に包まれる。