館内に足を踏み入れると、真っ先に目に入るのが特有の甘い香りだ。ここで一番の人気を誇る「筆柿ソフトクリーム」は、濃厚なミルクのコクと筆柿特有の上品な甘みが絶妙なバランスで溶け合っている。一口食べれば、リピーターが後を絶たない理由が瞬時に理解できるはずだ。
軽食コーナーやレストランでは、筆柿のピューレを隠し味に使ったオリジナルカレーや、香ばしく焼き上げられたフランクフルトなど、趣向を凝らしたメニューが並ぶ。柿の風味を活かした独自の調味料が料理に深いコクを与えており、訪れた観光客の舌を楽しませている。
農産物直売所には、朝採れのフレッシュな野菜や果物が所狭しと並ぶ。特に旬の時期には、ツヤのある筆柿が箱単位で飛ぶように売れていく。さらに、地元の加工業者が手掛けた筆柿ジャムや羊羹、ワインといった限定品は手土産としても高い人気を博している。直売所の商品は売り切れ次第終了となるものが多いため、狙い目の商品は早めの時間帯に確保するのが鉄則だ。