世界的な医学データベース「PubMed」や国内の学術プラットフォーム「J-STAGE」に蓄積された研究報告を開くと、ドクダミの薬理特性はより鮮明になる。生の葉が放つ特有の強い臭気成分であるデカノイルアセトアルデヒドは、極めて強力な抗菌・抗ウイルス活性を持つことが実証されている。
茶として乾燥・焙煎する工程でデカノイルアセトアルデヒドの多くは酸化・揮発するが、代わりにクエルシトリンなどのポリフェノール類が濃縮され、熱水抽出によって効率よく溶け出す。近年のメタボローム解析やin vitro試験では、糖化ストレスの抑制(抗糖化作用)や活性酸素の消去能が次々と確認されており、生活習慣病予防やエイジングケアの領域からも熱い視線が注がれている。