シモ・ヘイヘは、第二次世界大戦初頭の「冬戦争(ソ連対フィンランド)」において、わずか約100日間のうちに公認戦果だけでも500名以上の敵兵を狙撃した実在の軍人です。雪中に身を潜め、敵から一切位置を特定されずに次々と射貫く姿から、ソ連赤軍から「白い死神(ベラヤ・スメルチ)」と恐れられました。
『終末のワルキューレ』の作中におけるシモ・ヘイヘは、連載初期に公式Twitter(現X)で実施された「人類代表キャラクターデザイン先行公開投票」で見事1位に輝き、その姿が解禁されました。軍服に身を包み、史実通り頭部左側の戦傷を覆うような布を巻き、傍らには忠実な白い猟犬を従えた寡黙な佇まいが描かれています。
史実と作中設定の興味深い違いとして注目されるのが、以下の要素です。
- 愛犬の同伴:史実のヘイヘも戦後に猟犬を飼育していましたが、作中では戦場に白い大型犬を連れており、この犬が戦闘ギミックに関与する可能性が高いとみられています。
- 狙撃スタイル:スコープのレンズ反射による位置露見を嫌い、銃本体の照準器(アイアンサイト)のみで超長距離射撃を成功させていた史実が、作中の「超人的動体視力・空間把握能力」として昇華される見込みです。
- 銃器戦への昇華:これまでの人類代表が剣・槍・素手・科学スーツなど近接戦闘主体だったのに対し、純粋なスナイパーライフルを主武装とする初の「完全遠距離型戦士」として位置づけられています。