用途に応じた適切なカッティングを施すことで、料理の見た目と口当たりは劇的に向上します。製菓・料理材料専門のcottaやキッコーマンの公式検証でも取り上げられている、失敗しない代表的な5つのカッティング技術を解説します。
1. アボカド スライスカット(サラダ・サンドイッチ用)
皮を剥いた半身をまな板に平らな面を下にして置き、端から3〜5ミリ幅で均一に刃を入れていきます。このときのコツは、包丁を前後にギコギコ動かすのではなく、刃先をまな板に当てて手前にスッと引くように切ることです。断面の細胞が破壊されず、油分が滲み出るのを最小限に抑えられます。
2. アボカド サイコロ切り(角切り・タコライス・ポキ用)
まな板を一切汚さずに完結させるプロの裏技があります。種を取った後、皮を剥かずに「皮を器に見立てた状態」で、実の内側に包丁の先で縦横の格子状に切り込みを入れます。皮を突き破らないよう刃先をコントロールし、最後にスプーンで底からすくい出せば、一瞬にして均一な「アボカド サイコロ切り」がボウルの中に完成します。
3. アボカドローズの作り方(映えプレート・トースト用)
カフェ風の盛り付けとしてSNSで絶大な支持を集めるアボカドローズは、薄切り技術の応用で作ることができます。皮を剥いた半身を限界まで薄く(1〜2ミリ幅)スライスし、包丁の側面を使って斜めに長くスライドさせ、帯状に倒します。その端からくるくると内側へ巻き込んでいくだけで、まるで大輪の薔薇のような美しい「アボカドローズの作り方」が完成します。熟れすぎていない、少ししっかりとした固さの実を選ぶのが成功の絶対条件です。
4. くし形切り(フライ・グリル用)
縦半分にした実をさらに縦半分にし、4等分(または8等分)のくし形にカットします。繊維に沿って直線的にカットするため崩れにくく、アボカドフライや天ぷら、豚肉巻きなど、加熱調理しても形をしっかり保ちたいレシピに最適です。
5. 輪切り(バーガー・ステーキトッピング用)
ニチレイフーズやmacaroniでも注目を集めるのが、横方向に包丁を入れる輪切りカットです。ヘタを落とし、横向きに包丁を一周入れてひねり、種をくり抜きながらスライスしていくと、中央にドーナツ状の穴が空いたユニークなビジュアルに仕上がります。中央の穴に温泉卵やタルタルソースを落とし込むなど、ワンランク上のプレゼンテーションが可能です。