ドラッグストアの店頭で最も比較される2大巨頭が「ロキソニンS」と「イブ」シリーズです。どちらもNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)に分類されますが、薬理動態と配合設計において決定的な違いがあります。
ロキソニンSとイブの違いにおける最大のポイントは、ロキソプロフェンが「プロドラッグ」という特殊な設計を採用している点です。成分が胃を通過する段階では不活性な状態を保ち、小腸から吸収されて肝臓で代謝されて初めて活性代謝物へと変化して鎮痛効果を発揮します。この仕組みにより、胃粘膜への直接的な物理刺激を最小限に抑えながら、素早く血中濃度を上昇させて鋭い切れ味を生み出します。抜歯後の激痛や神経に触れるような歯痛に効く強い痛み止め市販薬を探している場合、最優先の候補となります。
一方のイブプロフェンは、子宮内膜で過剰に生成されて子宮筋を激しく収縮させるプロスタグランジンの産生を強力に抑制します。特に1回用量200mgを含有する「イブクイック頭痛薬DX」などは、下腹部を締め付けるような痛みを素早く和らげるため、生理痛即効性痛み止めおすすめの筆頭格として支持されています。さらに、市販のイブ複合製剤には痛みの伝達を抑えるアリルイソプロピルアセチル尿素や無水カフェインが配合されているケースが多く、頭痛に一番効く市販薬を求める層から絶大な信頼を集めています。