ネット上のコミュニティやSNSで長年議論されてきた「かばんちゃん 性別 どっち」という疑問に対し、公式設定および作中設定から導き出される結論は「女の子(女性)」です。
放送初期に「男の子ではないか」という噂が広がった背景には、いくつかの要因がありました。第一に、ダボッとしたシャツにハーフパンツという記号的な少年風の服装であること。第二に、一人称が「ぼく」であり、少し気弱で礼儀正しい少年のようにも見えたこと。そして第三に、演じる声優・内田彩さんの少年役を彷彿とさせる繊細なハスキーボイスが挙げられます。
しかし、劇中の世界観および設定資料に照らし合わせると、かばんちゃんが女の子である理由は以下の3つの決定的な事実によって裏付けられています。
1. フレンズ化の基本原則(全個体が女性の姿をとる)
『けものフレンズ』の世界において、不思議な物質「サンドスター」の力によって動物が擬人化した存在「アニマルガール(フレンズ)」は、元の動物の雌雄に関係なく、例外なく「人間の少女の姿」となって具現化します。オスライオンやオスのヘラジカが元となったフレンズであっても女性の姿をとる世界観である以上、フレンズであるかばんちゃんだけが男性になる構造的理由は存在しません。
2. 原体となった人物「ミライさん」の性別
作中で明かされた通り、かばんちゃんの誕生元となった遺伝情報は元パークガイドの女性・ミライさんの毛髪です。ヒトという動物のメス(女性)から誕生したフレンズであるため、生物学的・概念的なルーツも完全に女性側に属しています。
3. 関連メディアおよび公式プロフィールの記述
各種公式ガイドブックやコラボレーション展開におけるキャラクター属性としても、かばんちゃんは一貫して女性キャラクター枠として扱われています。制作陣へのインタビューにおいても、過度な性的記号を排した「普遍的な子どもの姿」としてデザインされたことが明かされています。