「どうしても愛知県立大学の合格切符を手にしたい」と考えたとき、戦略的な抜け道はあるのでしょうか。結論から言えば、倍率の揺り戻しと共通テストの配点特性を利用した「穴場」は存在します。
外国語学部の中で注目すべきは、年によって志願者数が大きく変動するフランス学科やドイツ学科、スペイン学科の一般入試です。看板である英米学科に受験生が集中する年度、非英語圏の専攻学科では実質倍率が2倍台前半まで沈み込むケースが散見されます。もちろん入学後はその言語を徹底的に学ぶ覚悟が必要ですが、「高い語学力と公立大のステータスを得たい」という目的であれば有力な出願先になります。
また、教育福祉学部の社会福祉学科も、教員採用を目指す学生が集まる教育発達学科に比べて共通テストボーダーが64%〜66%程度と、わずかに低めに設定される傾向があります。社会福祉士や公務員(福祉職)を目指す受験生にとっては、堅実な狙い目と言えるでしょう。
学生生活の拠点となる長久手キャンパスの評判についても触れておかなければなりません。東部丘陵線(リニモ)の「愛・地球博記念公園駅」に直結するキャンパスは、緑豊かで開放感あふれるモダンな建築美が特徴です。在学生からは「ジブリパークが隣接していて落ち着いた環境」「図書館の設備が充実していて集中できる」と高く評価されている一方で、「名古屋駅や栄などの繁華街に出るにはリニモと地下鉄を乗り継ぐ必要があり、片道40〜50分ほどかかる」「周囲に飲食店が少なく、放課後の遊び場には工夫が必要」といったリアルな声も聞かれます。都会の喧騒を離れてアカデミックに没頭したい学生には理想的な環境です。