公の場では常に理性的で論理的な古田氏ですが、私生活においては妻でフリーアナウンサーの中井美穂氏との強固な絆が知られています。1995年の結婚当時、フジテレビのエースアナウンサーとスワローズのスター捕手というビッグカップルの誕生は世間の耳目を集めました。
結婚生活において最大の試練となったのが、2002年頃に中井氏を襲った重度の腹膜炎でした。一時は命の危険に晒され、ストーマ(人工肛門)の造設手術を受けるなど、長年にわたる過酷な闘病生活を余儀なくされました。現役真っ只中で過密日程をこなしていた古田氏は、遠征先から頻繁に連絡を入れ、退院後も妻の体調を最優先に考えた生活基盤を整え続けました。公のインタビューで当時を振り返った中井氏は「彼が病気に対して感情的にならず、淡々と、しかし全力で現実的なサポートをしてくれたことが最大の救いだった」と述懐しています。
子どもを持たない選択をした2人は、お互いのキャリアや社会的使命を深く尊重し合っています。中井氏が演劇鑑賞や司会業など自らの情熱を注ぐ現場で輝き続ける一方、古田氏もまた家庭に縛られることなく自由な言論活動を展開しています。依存や妥協ではなく、自立したプロフェッショナル同士が精神的な安全地帯を共有するその生き方は、現代の夫婦像としても極めて高い成熟度を示しています。