天神の現場で実際に査定カウンターを利用したユーザーの証言を集めると、買取価格に対する納得感は「利用者の持ち込み戦略」によって綺麗に分かれていることがわかります。
「大掃除で出た服を紙袋3つ分持ち込んだが、査定額は全部で430円だった。内訳を見たら名前の通ったブランド以外の服はすべて1着10円。ショックだったが、持って帰るのも面倒なのでそのまま引き取ってもらった」(20代女性・会社員)
こうした声がある一方で、綿密に準備して持ち込んだユーザーからは全く異なる意見が寄せられています。
「昨年購入したドメスティックブランドのブルゾンと、履かなくなったNikeのコラボスニーカーを持ち込んだ。相場を調べてフリマアプリの手数料・送料を引いた額と比べても、セカンドストリートの査定額は遜色なかった。何よりその場で現金化でき、トラブルの心配がないのが大きい」(30代男性・アパレル関係)
現場観察から判明したのは、査定スタッフが衣類の「襟周り」「袖口」「脇下」の状態をルーティンとして極めて細かくチェックしている点です。いくら人気ブランドであっても、汗ジミや毛玉、タバコ・香水の強い匂いが付着しているアイテムは「Bランク(使用感あり)」または「Cランク」へと容赦なく格下げされます。天神の店頭で購入する目の肥えた顧客層を想定しているため、コンディションに対する減点方式のジャッジは厳格そのものです。