アメリカン・ピット・ブル・テリアは、歴史的に闘犬として品種改良されてきた経緯から、海外の一部の国や地域では飼育規制(Banded Breeds)の対象になることもある犬種です。日本国内でも「飼育難易度が極めて高い」とされるなか、なぜ野村周平さんはピットブルを選んだのでしょうか。
その背景には、単なるファッション感覚ではなく、野村さんが身を置いてきたストリートカルチャーの美学と本質主義が存在します。スケートボードやカスタムバイクカルチャーにおいて、ピットブルは「無骨でありながら誠実、タフで媚びないアイコン」として愛されてきた歴史があります。しかし、野村さんが惹かれたのは外見のカッコよさだけではありません。
関係者の証言や過去の対談によると、野村さんは「人間側の偏見で危険と決めつけられている犬種の、本当の素直さやポテンシャルを証明したい」という強い責任感を口にしていました。力がある犬種だからこそ、飼い主が正しい知識と覚悟を持って向き合えば、最高のパートナーになる。その覚悟を持った上で迎え入れたことが、彼の飼育スタイルから明確に読み取れます。