九代目林家正蔵氏の妻である有希子夫人は、一般家庭の出身でありながら、落語界屈指の名門である海老名家に嫁ぎました。正蔵氏と同世代であり、落ち着いた品格と温かみのある佇まいが特徴です。
テレビ番組の密着取材や襲名披露の記録映像などで時折見せる和服姿は非常に凛としており、ファンの間でも「知性あふれる和風美人」として評判を呼びました。普段は決して表に出しゃばることなく、一門の弟子たちの身の回りの世話や贔屓筋(ひいきすじ)への細やかな気配りに徹しており、その誠実な人柄は一門内外から厚い敬意を集めています。