ボーイズグループシーンにおいて独自の存在感を放っていたCUBERSが、なぜ解散という決断を下したのか。ネット上では「メンバー間の不協和音」や「方向性の食い違い」といった憶測が飛び交うこともありましたが、公式発表資料やメンバー各自のインタビューが明かす真相は全く異なるものでした。
解散の引き金となったのは、結成から10年目という節目を前に、メンバー全員が自らの将来設計を見つめ直したことにあります。2015年4月に結成され、2019年5月につんく♂氏の楽曲提供によるシングル「メジャーボーイ」で華々しくメジャーデビューを果たした彼らは、インディーズ時代の下積みを経て日本武道館公演を目指して精力的に活動を続けていました。
当時の特番インタビューや手記で語られたのは、30代を迎えるメンバーたちの「表現者として自立した次のステージへ進むべきではないか」という極めて現実的で前向きな対話でした。末吉9太郎自身も「CUBERSという帰る場所があったからこそ自由に暴れられた。でも、それに甘え続けるのではなく、一人でどこまで勝負できるか試したい」というニュアンスの告白を残しています。
不仲やトラブルによる破綻ではなく、グループとしてやりきったという共通認識のもと、それぞれの人生の選択肢を尊重して選ばれた「発展的解消」。これがCUBERS解散の偽らざる真相です。