「自然由来の生鮮食品なら安心」という直感はペット栄養学において最大の誤解です。健康に良い野菜や果物と、有毒な食材の境界線を正しく把握することが不可欠です。
与えても良い野菜 vs ダメな野菜
キャベツ、白菜、にんじん、かぼちゃ、ブロッコリーなどは、ビタミンや食物繊維の補給として適量であれば与えても問題ありません。ただし、消化管への負担を避けるため細かく刻んで加熱調理することが基本です。
一方で、玉ねぎ・長ネギ・ニラ・ニンニク・らっきょうなどのネギ属は完全NGです。さらに、生のアスパラガスや生の里芋(シュウ酸カルシウム結晶による口腔内刺激・消化不良)にも注意が必要です。
与えても良い果物 vs ダメな果物
りんご(芯と種は青酸配糖体を含むため完全除去)、いちご、バナナ、すいか(種と皮を除く)は少量のおやつとして安全に利用できます。
対して、ぶどう・レーズン(急性腎不全)、アボカド(ペルシン中毒)、いちじく(フィシンによる口腔内炎症・嘔吐)は絶対に避けるべき果物です。また、桃やすもも、さくらんぼの大きな種は、腸閉塞や青酸化合物中毒を引き起こすため細心の注意を払わなければなりません。