実際の臨床現場(特に整形外科や形成外科、リハビリテーション科など)では、スピードと正確性を両立させるために多様な略語が使い分けられています。
電子カルテの記載では、指を意味する英語「Digit(ディジット)」の頭文字を取った「D1〜D5」という記号表記が日常的に用いられます。「Rt-D2 骨折(右示指骨折)」「Lt-D4 創傷処置(左環指創傷処置)」のように、左右(Rt/Lt)と指番号を組み合わせることで、カルテ記載の省力化と部位誤認防止を同時に達成しています。
また、手術現場のマーキングやカンファレンスでは「Index」「Ring」といった英語の略称も標準的に飛び交います。医師の手術記録では、関節の位置を示す「MP関節(中手指節関節)」「PIP関節(近位指節間関節)」「DIP関節(遠位指節間関節)」と指の名称が組み合わされ、ミリ単位の部位特定が行われます。