自販機利用の現場を取材すると、近年の生活様式の変化に伴い、利用者の行動パターンに明確な変化が見られます。特に顕著なのが「深夜帯の駆け込み需要」と「完全キャッシュレス化へのシフト」です。
深夜2時過ぎの都内住宅街および郊外ロードサイドで定点観察を行うと、深夜 自販機 近くの明かりを頼りに訪れる人の約4割が、コンビニエンスストアの代替として冷凍自販機や飲料機を利用していました。近隣コンビニが24時間営業を取りやめたエリアにおいて、自販機はインフラとしての重要度を増しています。利用者の声を聞くと、「深夜にわざわざ店舗のレジに並ぶ手間がなく、誰とも合わずに温かいスープやアイスが買えるのがありがたい」という心理的利便性が高く評価されています。
一方で、支払い手段に関するトラブルも現場で散見されます。経済産業省主導のキャッシュレス推進やインバウンド対応を受け、交通系ICカードやPayPay・楽天ペイなどのコード決済に特化したキャッシュレス対応自販機が急増しました。これに伴い、「小銭しか持っていなかったのに現金投入口が塞がれていた」「電波状況が悪い地下やビルの谷間でスマホ決済の通信エラーが起きた」といった新たな課題も浮き彫りになっています。