社会人サークルの門を叩いた多くの人が「二度と行きたくない」と口を揃える背景には、外側からは見えにくいコミュニティ特有の3大リスクが存在します。気軽な飲み会やスポーツイベントの看板を掲げていても、その実態は特定の目的を持った獲物を狙う狩場と化しているケースが少なくありません。
国民生活センターや各種相談窓口に寄せられるトラブル事例を分析すると、社会人サークルを隠れ蓑にした被害相談は高止まりを続けています。特に警戒すべきは、参加者の善意や孤独感につけ込む以下の手口です。
1つ目は、最も被害報告が多いマルチ勧誘(ネットワークビジネス)です。「将来の経済的自由」「尊敬する起業家の勉強会」といった言葉を巧みに使い、仲良くなった後に高額なサプリメントやセミナー契約を迫る手口が常態化しています。
2つ目は、恋愛や性交渉のみを目的としたヤリモク・既婚者による身元偽装です。趣味サークルと銘打ちながら、実際は管理が行き届いていない男女の乱れた関係が放置され、人間関係のトラブルから精神的苦痛を被る女性参加者が後を絶ちません。
3つ目は、身元を隠した宗教勧誘やカルト的集団のフロント組織です。「自己啓発」「ボランティア」「マインドフルネス体験」といった耳当たりの良いテーマで人を集め、時間をかけて教義を刷り込んでいく悪質なパターンも確認されています。