一言でエンジニアと表現しても、その専門領域は細分化されています。市場で主要とされる職種を整理すると、それぞれの役割と求められる技術スタックの違いが明確になります。
システムエンジニア(SE)の仕事内容は、業務系基幹システムや官公庁・金融機関向けの大規模システムなどにおいて、顧客の業務フローを分析し、最適なシステム構成を要件定義・基本設計・詳細設計へと落とし込むことです。プロジェクトマネジメント能力やクライアントとの折衝力が極めて重要視されます。
近年特に人気の高いWebエンジニアは、ブラウザやスマートフォンアプリを介して利用されるWebサービスの開発を担います。ここではフロントエンドとバックエンドの違いを把握しておく必要があります。フロントエンドはユーザーが直接目にするUI(ユーザーインターフェース)の挙動や画面描画を担当し、バックエンドはサーバー側のビジネスロジック、データベース処理、認証機構などの見えない基幹処理を構築します。
さらに、サーバー、ネットワーク、クラウド基盤の設計・構築・監視を担うインフラエンジニアが存在します。現代ではオンプレミス環境からAWS、Google Cloud、Microsoft Azureなどのクラウドネイティブ環境への移行が完了した企業が多く、インフラエンジニアの将来性はSRE(Site Reliability Engineering)やクラウドセキュリティの専門家として極めて強固な地位を確立しています。