近年では産地直送の「冷凍めひかり」や、下処理済みの冷凍パックが流通し、家庭でも手軽に入手できるようになりました。しかし、冷凍魚特有の水分や解凍ミスによって仕上がりがベタついてしまうケースも見られます。
冷凍めひかりを揚げる際は、「半解凍状態で手早く粉を打つ」か、「衣付き冷凍品なら凍ったまま170℃の油に入れる」のが鉄則です。完全解凍してしまうと旨味を含んだドリップ(肉汁)が大量に流出し、身が崩れやすくなります。
下処理のみ施された冷凍品を使う場合は、冷蔵庫で30分ほど置いて表面がわずかに緩んだ半解凍の状態でドリップをペーパーで完全に拭き取り、すぐに粉をまぶして油に投入します。油の温度が下がりやすいため、通常よりも火力をやや強めに保ち、一度に揚げる量を2〜3尾に抑えることがサクサク感を維持するコツです。