野口健のネパール妻との15歳結婚…離婚の真相と現在に迫る

野口健のネパール妻との15歳結婚…離婚の真相と現在に迫る

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婚姻届の提出からわずか2年足らずで、二人の関係は法的な終止符を打つことになります。実質的な共同生活の期間に至っては、数か月にも満たなかったとされています。一体なぜ、情熱的に結ばれたはずの二人はスピード破局を迎えてしまったのでしょうか。

最大の障壁となったのは、生活インフラと文化受容の絶望的な乖離でした。野口さんは妻となった女性を日本へ呼び寄せ、東京での共同生活を模索しました。しかし、ヒマラヤの山深い伝統的村落で電気や水道も限られた環境で育った15歳の少女にとって、コンクリートに囲まれた大都市・東京の生活環境は耐え難いカルチャーショックをもたらしました。

言葉の通じない異国で、野口さん自身は次の遠征費用を集めるためのスポンサー回りやトレーニングで家を空けがちになる日々。孤独を深める妻の精神的負担は限界に達していました。当時のドキュメンタリー番組の取材や関係者の証言によると、妻は体調を崩し、「山に帰りたい」と涙ながらに訴えるようになったと伝えられています。

さらに、野口さん自身の精神的未熟さも決定打となりました。後年の講演会で野口さんは、「自分が彼女を幸せにするという傲慢さがあった。彼女の生活や人生を背負う覚悟が、本当の意味で伴っていなかった」と深く内省しています。妻を無理に日本に留め置くことは彼女の人生を壊すことになると悟った野口さんは、彼女をネパールへ帰国させ、協議の末に離婚を選択しました。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。