広大な北海道の周遊に便利なレンタカーですが、3月のドライブには独特の危険が潜んでいます。多くのドライバーを欺くのが、「ブラックアイスバーン」と呼ばれる透明な氷の膜です。
アスファルトが単に濡れているだけのように見えて、実は表面が完全に凍結しているこの現象は、特に日陰、橋の上、トンネルの出入り口付近で多発します。3月は日中の気温上昇で路面のアスファルトが露出するエリアが増えるため、「もう雪道じゃないから大丈夫」とスピードを出してしまい、ブレーキを踏んだ瞬間に制御不能に陥るスリップ事故が多発する傾向にあります。
現地でレンタカーを借りる際は、4WD(四輪駆動)指定かつスタッドレスタイヤ標準装備のプランを選ぶことが鉄則です。急発進・急ブレーキ・急ハンドルを徹底して避け、車間距離は通常の2〜3倍以上をキープしてください。峠越えを含むルートや夜間の長距離移動は極力避け、日没前の明るい時間帯に目的地へ到着する余裕を持った旅程設計が安全の鍵を握ります。