Q1:生活者個人の視点では、インフレとデフレのどっちがマシですか?
A1:短期的・感情的には「デフレのほうが日々の買い物が安く済むためマシ」と感じられがちです。しかし長期的には、デフレは昇給停止や雇用の不安定化を招き、社会全体を貧困化させます。実質賃金がプラスになる軌道に乗れば、適度なインフレのほうが将来の選択肢が広がるため、社会全体としてはインフレのほうが優れています。
Q2:物価高が苦しいので、以前のようにデフレに戻ってほしいのですが不可能ですか?
A2:過去30年のような人為的な超低価格社会に戻ることは現実的ではありません。世界的なサプライチェーンの再編、深刻な少子高齢化に伴う人手不足、為替構造の変化などにより、構造的にコストが上がりやすい時代に入っています。デフレへの回帰を願うよりも、インフレを前提とした家計戦略と収入向上に舵を切ることが賢明です。
Q3:インフレ時代を乗り切るために、個人ができる最大の資産防衛は何ですか?
A3:もっとも重要なのは「現預金一本足打法」からの脱却です。生活防衛資金を確保した上で、新NISAなどを活用した世界株式への分散投資を取り入れ、通貨価値の下落に対抗することが基本となります。同時に、自分自身のスキルや専門性を高め、「インフレ率を上回る給与を稼げる人材」であり続けることが最大の自衛策です。