ネット上のコミュニティ掲示板やSNS上でのレビューを精査すると、オーバードライブに対するユーザーの理想と現実には興味深いギャップが浮き彫りになります。
「初心者セットに付いていた小型トランジスタアンプに直結してオーバードライブを踏んだが、思ったような太い音が出ずペラペラになって落胆した」という投稿は、5chや知恵袋などで数十年にわたり繰り返されてきた典型的な悩みです。オーバードライブはアンプ側のキャラクターを強く引き出すエフェクターであるため、アンプ側が平坦で硬いクリーンに設定されていると、その魅力が半減してしまいます。
一方で、スタジオ常設の定番真空管アンプ「Marshall JCM900」や「Fender Twin Reverb」の音量を適度に上げ、わずかにドライブさせた状態でペダルを踏み込んだユーザーからは、「動画サイトの試奏動画では伝わらない、音の立体感と音圧に感動した」「手元のボリュームを絞るだけで鈴鳴りのクリーンに戻る快感を知ると、もうディストーション単体には戻れない」といった熱狂的なレビューが数多く寄せられています。