一級建築士のすごさとは?合格率10%の壁と年収・独占業務の実態

一級建築士のすごさとは?合格率10%の壁と年収・独占業務の実態

一級建築士のすごさとは?合格率10%の壁と年収・独占業務の実態とはどのようなものなのか? 詳しい意味を整理してお届けします。

大手掲示板やSNSでは「一級建築士を取ると人生変わるのか?」という議論が頻繁に交わされます。大手建設会社で現役の意匠設計者として働く30代男性は、専門誌の取材に対して次のように現場の空気感を証言しています。

「合格通知が届いた翌日から、社内や下請け業者からの視線が明確に変わりました。打ち合わせで名刺を出した際の一級建築士という肩書きは、若手であっても『この人の判断には法的責任と技術的根拠がある』と相手に納得させる強烈なパスポートになります。社内の昇給テーブルが一気に跳ね上がったのはもちろん、大きなプロジェクトのチーフを任される契機になりました」

さらに建築業界の最深部には、一級建築士の中でも極限の希少性を誇る「構造設計一級建築士」という上位ライセンスが存在します。2005年の耐震偽装問題を契機に創設された資格で、一定規模以上の建築物において構造安全性の確認を独占的に行います。全国の一級建築士約37万人に対し、構造設計一級建築士の登録者は約1万人程度に過ぎません。この超希少ライセンスを持つ構造のスペシャリストには企業から破格のオファーが殺到しており、ヘッドハンティング市場では引く手あまたの状態が続いています。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。