自分が単なる容姿のコンプレックスなのか、それとも臨床的な醜形恐怖症の領域に入っているのかを識別するには、客観的な行動パターンの点検が欠かせません。臨床診断ツールとして用いられる「BDD-YBOCS」などの尺度をベースにした、セルフチェック項目を確認してください。
- 外見の欠点(皮膚、鼻、目、輪郭、体型など)について考える時間が、1日のうち合計1時間以上ある。
- 外見が気になって仕事、学校、家事などの日常作業に集中できない。
- 鏡を見るのを止められない、あるいは逆に恐ろしくて鏡を一切見られない。
- 周囲から「気にするほどではない」と言われても、慰めや嘘だと感じて納得できない。
- 外見のせいで人に会うのが怖く、外出をキャンセルしたり引きこもりがちになったりしている。
- 写真に写ることを激しく拒絶し、撮影された画像を確認してはパニックに陥る。
- 外見を直すために過剰なメイク、衣服の調整、複数の美容クリニック通いを続けている。
これらの項目のうち3つ以上が該当し、なおかつ社会生活や人間関係に明確な支障が出ている場合、意志の力による自力克服を模索する段階を超えています。専門医療機関への相談を検討すべきシグナルです。