ポートボールは、敵味方に分かれてボールを手でパスやドリブルで運び、相手陣地の台(ポート)の上に立つ味方にボールをキャッチさせて得点を競う球技です。バスケットボールと同じ「ゴール型」のボールゲームに分類されますが、そのゲーム性には明確な違いが存在します。
最大の違いは、固定された高いリングへシュートを放つのではなく、「人の手」がゴールになる点です。バスケットボールではリングの高さ(公式は3.05メートル、ミニバスでも2.6メートル)が大きなハードルとなり、筋力や身長が未発達な小学生低学年・中学年ではシュートを届かせること自体が困難になりがちです。
対してポートボールは、味方のゴールマンが両手で届く範囲にパスを通せば得点になります。力強いシュート力よりも「相手の守備をかいくぐる正確なパスワーク」が求められるため、運動が得意な一部の児童だけでなく、誰もがゲームの主役になれる設計となっています。