フッ素が入っていない歯磨き粉が最も強く求められている現場の1つが、乳幼児の育児現場です。まだ自分でしっかりと口をゆすいで吐き出せない赤ちゃんや1〜2歳の幼児の場合、歯磨きジェルをそのまま飲み込んでしまうことが日常茶飯事となります。
微量のフッ素であれば誤飲しても急性毒性の心配はありませんが、「毎日飲み込ませ続けることに対する心理的不安」を抱える保護者は少なくありません。そうした家庭では、まずは食品用原料のみで作られたフッ素無配合・界面活性剤不使用のジェル歯磨きを使用し、歯ブラシで歯垢を物理的に落とす習慣づけを最優先する選択が支持されています。
子どもがしっかりと「クチュクチュペッ」と確実にうがいができるようになってからフッ素配合に移行するか、あるいはハイドロキシアパタイト等の安全な代替成分を継続するか、成長段階に応じたステップを踏む保護者が増えています。