エアコンフィルター掃除の正解|水洗いの盲点と電気代節約の手順

エアコンフィルター掃除の正解|水洗いの盲点と電気代節約の手順

エアコンフィルター掃除の正解|水洗いの盲点と電気代節約の手順にまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。

現場取材やユーザーアンケートで頻繁に聞かれるのが、「自動お掃除機能付きエアコンを買ったから、10年間手入れは不要だと思っていた」という告白です。しかし、これは業界最大の誤解の一つと言えます。自動お掃除機能が除去できるのは乾燥した大きなホコリの一部に過ぎず、油分を含んだ汚れやダストボックスから溢れた微粒子はフィルターに蓄積し続けます。

知恵袋やSNS上では、「自動お掃除機能付きのフィルターを外そうとしてツメを折ってしまった」「元に戻せなくなってエラーランプが点滅した」というトラブル報告が後を絶ちません。お掃除機能付きエアコンのフィルターの外し方は通常モデルより構造が複雑化しており、慎重な手順が求められます。

エアコンフィルター掃除におけるダイキン・パナソニック・日立の主要3メーカーの特徴と外し方のポイントは以下の通りです。

  • ダイキン(うるるとさらら等):
    前面パネルを上部まで持ち上げてロックさせた後、フィルター手前のストッパーを解除します。自動お掃除ユニットが手前に配置されている機種では、ロックレバーの解除方向に矢印が刻印されているため、無理な力を加えずにスライドさせて取り外します。ダストボックスが満杯になっているケースが多いため、フィルターと同時にゴミを廃棄します。
  • パナソニック(エオリア等):
    前面パネルを開けると、お掃除ノズルのロックがかかっている場合があります。機種によっては「手動取り外しモード」への切り替えが必要です。フィルター自体が薄くしなやかな構造になっているため、たわませながらレールに沿って手前に引き抜きます。無理に斜めに引っ張るとガイドレールを破損するため注意が必要です。
  • 日立(白くまくん等):
    日立の特徴であるステンレスフィルターは、金属特有の耐久性があるものの、枠のプラスチック結合部は繊細です。ロック解除ボタンを押しながら手前に引き出します。自動清掃用のステンレスダストボックスが併設されているため、ツメを折らないよう水平に引き抜く動作を徹底してください。

メーカー各社の取扱説明書に共通して明記されているのは、「硬いタワシで擦らない」「40℃以上のお湯を使わない」という警告です。耐熱性の低い樹脂フィルターはお湯で熱変形を起こし、本体に二度と装着できなくなるリスクがあるため、必ず常温の水またはぬるま湯を使用します。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。