突然の激震「上室性頻拍」の正体とは?原因と止め方・最新治療を追う

突然の激震「上室性頻拍」の正体とは?原因と止め方・最新治療を追う

突然の激震「上室性頻拍」の正体とは?原因と止め方・最新治療を追うの基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。

「ある日、デスクワーク中に突然心臓が全力疾走を始めた」「救急外来に駆け込んだ瞬間、嘘のようにピタッと止まり、医師から『気のせいではないか』と言われた」――。医療相談窓口やSNSの患者コミュニティでは、こうした切実な声が後を絶ちません。上室性頻拍は発作が治まると心電図が完全に正常化するため、初動の診断が極めて難しい疾患の一つです。

救急搬送された当事者の手記や臨床報告を紐解くと、頻脈性不整脈の症状として動悸以外にも多彩なサインが現れていることが分かります。心拍数が過度に上昇すると心臓が血液で満たされる前に収縮してしまうため、脳貧血に似ためまい、冷や汗、胸部圧迫感、さらには利尿ホルモン(hANP)の急激な分泌による頻尿・多尿が頻発します。

とりわけ深刻なのが、精神科や心療内科で「パニック障害」や「自律神経失調症」と診断され、抗不安薬を何年も処方され続けていたケースです。精神的な予期不安から頻拍が誘発される側面はあるものの、根本的な原因は心臓の解剖学的な「配線エラー」にあります。現代の医療現場では、携帯型心電計や心電図記録機能付きスマートウォッチの普及により、発作中の波形を患者自身がキャッチして循環器専門医へ持ち込み、確定診断に至る事例が飛躍的に増加しています。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。